農薬について

 現在、我農園で栽培している下仁田ねぎ及びこんにゃくは決して無農薬、有機栽培には
至っておりません。

 下仁田ねぎは種を蒔いてから収穫までに14ヶ月くらいと非常に長く、特に緑色の葉の部分
にはさまざまな害虫、菌が発生します。繊細な食品なので農薬を使用せずに成長させていく
ことはとても難しく無農薬栽培には至っておりません。商品価値のある物を作るにはどうし
ても最低限の農薬を使う必要が生じる訳です。

 生産者は誰もが農薬の使用を願っているものではありません。自分自身毎日食べている物
ですし、健康に関わることですから。 また、経営面でも農薬代がかなりのコストを定めてい
るものですから。
 
 最大限の努力し栽培しておりますが、人間も病気になったら医者に行くように作物も適切な
処置をしてやらなければならないと思うのが考えです。そして消毒回数を少なくする
栽培技術を高めていくということが課題でもあります。

 国の基準を厳守して使用し、今後使用する農薬についてはこのHPに公開します。
 

2004年(H16) 防除概要(途中経過です)
たまねぎ 17年度産
   散布時期 農薬名 病気と害虫 備考
1 苗床
(8月21日))
バスアミド微粒剤  苗立枯病 畑地一年生雑草 土壌消毒
2 苗床
(9月19日)
TD粒剤 タネバエ アブラ虫 殺虫剤
3 本圃
(4月上旬)
スミチオン乳剤 アブラ虫 殺虫剤

下仁田ねぎ
   散布時期 農薬名 病気と害虫 備考
1 苗床
10月下旬
ダイアジノン粒剤 タネバエ  殺虫剤
定植時
(6月中旬)
オンコル粒剤 ネギアザミウマ 殺虫剤
定植後
(6月中旬)
ゴーゴーサン細粒剤 畑地一年生雑草 選択型除草剤
生育中期
(8月上旬)
ボルドー液 さび病 4−4式
生育後期
(10月14日)
ロブラール   黒斑病 殺菌剤
6 生育後期
(10月16日)
日産ENP乳剤 ネギアザミウマ 殺虫剤
7 生育後期
(11月16日)
アミスター20 赤さび病 殺菌剤
8 生育後期
(11月16日)
アグロスリン ネギアザミウマ 殺虫剤

赤ねぎ
   散布時期 農薬名 病気と害虫 備考
1 苗床
10月下旬
ダイアジノン粒剤 タネバエ  殺虫剤
定植時
(6月中旬)
オンコル粒剤 ネギアザミウマ 殺虫剤
定植後
(6月中旬)
ゴーゴーサン細粒剤 畑地一年生雑草 選択型除草剤
定植後
(10月上旬)
ダントツ粒剤
殺虫剤
こんにゃく
   散布時期 農薬名 病気と害虫 備考
1 本圃
(4月上旬)
クロールピクリン 根腐病 畑地一年生雑草 土壌消毒
本圃 前作ねぎの
場合(4月上旬)
バスアミド微粒剤 根腐病 畑地一年生雑草 土壌消毒
本圃 前作ねぎの
場合(4月上旬)
D-D92 ネコブセンチュウ 土壌消毒
定植時
(5月上旬)
トップジンM粉剤 乾腐病 生子に使用
定植時
(5月上旬)
パンソイル 根腐病 生子と二年生
(玉)に
作上時
(6月上旬)
アドマイヤー
リドミル
アブラ虫、根腐病 殺虫、殺菌剤
定植後
(6月中、下旬)
クレマート乳剤 畑地一年生雑草 選択型除草剤
生育初期
(7月中旬)
ICボルドー 葉枯病 3−3式相当
生育初期
(7月中旬)
ストレプトマイシン 腐敗病 生子に使用
生育中期
(8月上旬)
ボルドー液 腐敗病 葉枯病 4−4式
生育中末期
(8月上旬〜9月下旬)
ボルドー液(6〜7回散布) 腐敗病 葉枯病 4−4式


画像で作物の病気を紹介します
                   

Last update2004/10/19                        

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