農薬について

 現在、我農園で栽培している下仁田ねぎ及びこんにゃくは決して無農薬、有機栽培には
至っておりません。

 下仁田ねぎは種を蒔いてから収穫までに14ヶ月くらいと非常に長く、特に緑色の葉の部分
にはさまざまな害虫、菌が発生します。繊細な食品なので農薬を使用せずに成長させていく
ことはとても難しく無農薬栽培には至っておりません。商品価値のある物を作るにはどうし
ても最低限の農薬を使う必要が生じる訳です。

 生産者は誰もが農薬の使用を願っているものではありません。自分自身毎日食べている物
ですし、健康に関わることですから。 また、経営面でも農薬代がかなりのコストを定めてい
るものですから。
 
 最大限の努力し栽培しておりますが、人間も病気になったら医者に行くように作物も適切な
処置をしてやらなければならないと思うのが考えです。そして消毒回数を少なくする
栽培技術を高めていくということが課題でもあります。

 国の基準を厳守して使用し、今後使用する農薬についてはこのHPに公開します。
 

2008年(H20度産) 防除概要
下仁田ねぎ(20年度産)
   散布時期 農薬名 病気と害虫 備考
1 苗床
8月24日
バスアミド微粒剤 根腐病 畑地一年生雑草 土壌消毒
苗床
11月5日
オンコル粒剤5 ネギアザミウマ 殺虫剤
3 定植時
(7月上旬)
アドマイヤー粒剤 ネギアザミウマ 殺虫剤
4 定植時
(7月上旬)
ゴーゴーサン細粒剤 畑地一年生雑草 除草剤
本圃
7月8日
ロブラール水和剤 小菌核腐敗病 殺菌剤
6 本圃
10月7日
コテツフロアブル シロイチモジヨトウ 殺虫剤
7 本圃
10月7日
アミスター20フロアブル 赤さび病 殺菌剤
8 本圃
11月3日
ランネート45DF ネギザミウマ 殺虫剤
9 本圃
11月3日
アミスター20フロアブル 赤さび病 殺菌剤

こんにゃく(20年度産)
   散布時期 農薬名 病気と害虫 備考
1 本圃
(4月上旬)
クロールピクリン 根腐病 畑地一年生雑草 土壌消毒
本圃 前作ねぎの
場合(4月上旬)
D-D92 ネコブセンチュウ 土壌消毒
定植時
(5月上旬)
トップジンM粉剤 乾腐病 生子に使用
定植時
(5月上旬)
パンソイル 根腐病 生子と二年生
(玉)に
作上時
(6月上旬)
アドマイヤー
リドミル
アブラ虫、根腐病 殺虫、殺菌剤
定植後
(6月中、下旬)
クレマート乳剤 畑地一年生雑草 選択型除草剤
生育初期
(7月中旬)
ICボルドー 葉枯病 3−3式相当
6 生育初期
(7月中旬)
アグリマイシン 葉枯病  殺菌剤
7 生育中期
(8月上旬)
ボルドー液 腐敗病 葉枯病 4−4式
8 生育中末期
(8月上旬〜9月下旬)
ボルドー液(9〜10回散布) 腐敗病 葉枯病 4−4式


19年度防除暦は、こちらから

画像で作物の病気を紹介します
                   
Last update2008/12/5                     

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